再生可能エネルギーの未来に光をともす

これまで18ヵ国に500ヵ所以上の太陽光発電所を建設してきたSUNOTEC社は、さらに36ヵ所の完成に向けて取り組んでいる。その背景には、専門知識とサービスの多様化に対する多大な投資、機械設備の増強、国際的な専門家チームの育成などがあり、この分野において同社は他の追随を許さない。

　SUNOTEC Machinery社のマネージングディレクター、Ivan Prodanovは次のように話す。

「SUNOTEC社が専門とする太陽光発電所は、電力会社に直接売電できる送電網に接続された大規模なソーラーファームです。我々は長年に渡り、おそらくありとあらゆる種類の困難に直面してきましたが、最も大きな課題の1つは、いかに信頼性の高い建設機械の供給を受けるかということでした。どのような現場であれ、設備を期日通り完成させるには機械の信頼性の高さが重要です。それを解決したのが、ブルガリアのCatディーラであるEltrak Bulgaria社とのパートナーシップでした」

　当初、SUNOTEC社は競合他社のマシンを使用していた。しかしそれらは期待したほど頑丈ではなく、信頼性に欠けていた。また、マシンの入手プロセスにも問題があった。あるとき15台のマシンの注文が滞る事態が起き、助けを求めた相手がEltrak Bulgaria社だった。

　Eltrak Bulgaria社のセールスマネージャー Stanimir Stanevはこう説明する。「SUNOTEC社が初めて私たちを訪ねてきたときは、マシンをじっくり選定する余裕もありませんでした。とにかく速やかに仕事をこなす必要があったからです。しかし、二度目の注文では、彼らのニーズについてより詳しく検討できる時間がありました。例えば、初めに彼らが購入したコンパクトトラックローダCat 279と289は、彼らが望むものには小さすぎたようで、より大きく高速なCat 299D3が最適であることがわかりました」

　その結果、SUNOTEC社は延長保証サービスの適用のもとに20台のマシンを購入することに決めた。Stanimirがさらに続ける。

「当然、当社のサポート能力も彼らにとって非常に重要でした。私たちはSUNOTEC社の課題を完全に理解した上で、より迅速なサービスを提供するため、新車のCat 299D3を常に準備し、中古のコンパクトトラックローダを使ったレンタル車両も増やしました」

　また、Catマシンの機械寿命の長さもSUNOTEC社を感心させた。Ivanは言う。

「これまでに我々が競合マシンで直面した最大の問題の1つは、足回りの性能でした。現場は非常に険しい地形が多く、マシンは常に大きな負担を強いられるのです」

　幸い、吊り下げ式の足回りを備えたCat299D3は、スムーズで快適な乗り心地と長い機械寿命で知られている。また、VisionLink®の活用も見逃せない点だ。Eltrak Bulgaria社にはマシンの性能を分析する専門のスタッフがおり、データが潜在的な問題を示唆したり、定期メンテナンスが近づいたときには、直ちにSUNOTEC社の車両管理マネージャーに知らせる体制が整っている。Ivanは満足そうにこう話す。

「もちろん、この関係はまだ始まったばかりですが、私たちはこれまで力を合わせ、一緒に成し遂げてきた成果を非常に誇りに思っています」