新型Cat® 926、930、938ホイールローダは、操作を簡素化し、安全性を向上させ、収益性を高める先進技術を搭載しています。

北米、ヨーロッパ、日本、韓国、オーストラリア、トルコのリリースに対応: 2023年3月
リリース番号:109PR23

革新的な次世代Cat^® 926、930、938ホイールローダは、機械の操作を簡素化することで生産性を高めるよう設計された、さまざまな新技術や新機能を備えています。デザインによる柔軟性を加えた多用途のCat小型ホイールローダは、農業、廃棄物処理業、林業、骨材、除雪などの用途に効率的に対応するために、業界特有の構成を備えています。カスタマイズモデルは、工場から直接、またはCatディーラが設置するアフターマーケットのアップグレードキットによって装備することができます。

Cat独自のアダプティブエンジンRPM機能は、生産性を最適化し、燃料消費を最小限に抑えるために、オペレータの入力に基づいてエンジン回転数を自動的に調整し、効率的なパワーを提供します。次世代小型ホイールローダの標準的な低回転域で動作するように最適化され、サイズ設定されています。1,200～1,500rpmという生産性と効率性に優れた作業領域は、ローダの燃費を向上させ、大型ポンプは低速で動作するため摩耗が少なく、耐用年数が長くなります。

革新的なドライブトレインテクノロジ

この新型ホイールローダは、業界初となるカスタマイズされたパワートレイン動作モードを4つ備えています。

• シングルペダルモード: 作業装置のパワーと素早い回転数で、ハイドロメカニカルツールの使用やピックアンドプレース作業に適しており、エンジンRPMスロットルロックで細かい走行速度制御を実現します。
• トルクコンバータモード: コーナーや下り坂で「フリーホイール」をすることで、燃料を最大5％節約することができます。
• ハイスタットモード: 積極的な減速、加速、スロットルを操作するまで走行しない状態でエンジンブレーキをかけることができます。
• アイスモード: 除雪作業に適したアイスモードでは、ソフトな方向転換と長めのコーストアウトでコントロール性を向上させます。

新開発のオートホイールトルクコントロールは、ホイールへのトルクを自動制御し、タイヤのスピンを抑えるリンプルコントロールを調整することで、機械に仕事をさせることができます。新型ローダは、困難な地形でのトラクションを向上させるため、フロントアクスルディファレンシャルロックを標準装備し、オプションでリミテッドリアスリップディファレンシャルを選択できます。926と930のローダでは、ディファレンシャルロックをオペレータがジョイスティックで操作するだけで、出先から簡単に操作できます。新型938ローダは、マニュアル操作だけでなく、ディファレンシャル自動ロックも標準装備しています。

精度の向上

CAT PAYLOADは、これらの新しいホイールローダーに標準装備されており、加入前にテストできる250時間のデモモードがあります。PAYLOAD - 作業中に積載質量を計量することで、オペレータが目標積載質量を正確に積み込み、資材の過負荷や過小積載、または誤積載を回避するのに役立ちます。

キャブ内のプッシュボタンのキックアウト設定で、上げ、下げ、チルトを簡単に設定できるため、オペレータは作業内容に合わせてバケット位置を調整でき、バケットのカッティングエッジ寿命を最大限に延ばすことができます。ジョイスティックボタンで簡単に操作できる新しいマテリアル計量機能により、バッチ処理や散布処理用途でのマテリアルの流れを正確に制御し、バケットを洗浄することができます。

安全性の向上

自動車のスタイルと心地良さを取り入れた新しい次世代キャブは、オペレータの快適性を高め、視認性を向上させ、安全性を高めています。キャブピラーの小型化、窓面積の拡大、低パラボリックのヒータ付き電動バックミラー、標準装備のバックカメラの組み合わせにより、オペレータの車両周囲の視認性を向上させています。ローダの周囲を俯瞰できるマルチビューカメラや、視認アラームと音声アラームのリア障害物検知機能など、車両のリアに警告を発する新オプションを追加しました。

デフロストボタン付きの新しい自動温度制御により、さまざまな周囲温度で安定した操作性を実現します。日中走行ライト付きオートライティングは、日が暮れると機械のライトを便利に照らします。オプションの回転灯をキャブ上部に設置することで、オペレータがキャブ内にいないときやシートベルトを着用していないときに視覚的に知らせることができ、安全性を高めています。

次世代小型ホイールローダは、CATコマンドによるローディングを世界市場へ展開します。安全性と生産性を向上させるコマンドによるローディングは、ローダを遠隔操作することで、オペレータを危険な状態から解放します。この名称から新たに採用されたコマンドコンソールは、人間工学に基づいたローダ機能の操作レイアウトにより、効率的な視程での車両操作を可能にします。コマンドステーションは、オペレータを仮想キャブに配置し、使い慣れた操作系と車両ディスプレイで、視程のない遠隔地からのローダ操作を可能にします。一人のオペレーターが、一つの司令塔から異なる現場の複数の車両を同時にコントロールすることで、効率と生産性を向上させることができます。

効率的な運転

カスタマイズ可能なインキャブディスプレイは、運転パラメータを簡単に確認することができます。オペレータプロファイルを使用すると、最大50種類の操作プロファイルをディスプレイから設定でき、オペレータが車両を起動する際にローダが呼び出すことができます。次世代ローダは、2つのステアリングオプション（新しい力フィードバックジョイスティックステアコントロールまたは低労力ステアリングホイール）を装備し、さらに車両仕様構成をカスタマイズできるようになりました。新型ジョイスティックステアリングは、高速では硬く、低速では柔らかくなる力フィードバック機能により、時速25マイル（約40 km）の速度でローダを走行させることができます。

さらに、新型ローダはジョイスティックまたは一軸レバーを選択でき、どちらもオペレータの好みに合わせてプログラムできるオプションが用意されています。ジョイスティックコントロールに加え、ジョグダイヤルは、スピード、スロットルロック、補助油圧流量、ホイールトルクの調整、スクリーンナビゲーション、クリープ回転数コントロールをその場で素早く行うことができる多機能なものです。

標準的な平行度で、最適化されたZバーリンケージは、Zバーのように掘りますが、ツールキャリアのように機能し、汎用性と視認性を向上させます。この設計により、すべての新名称にカプラオプションとハイリフトオプションが提供されます。特許取得済みの正圧力フュージョンカプラインターフェースは、摩耗をなくし、ワークツールオフセットを減らして性能を最大化します。新型ローダには、メカニカルパラレルリフト付き最適化フォークや、アグレッシブなラック角度で荷重を保持し、フィルファクターを10％向上させたパフォーマンスシリーズバケットなど、充実した作業ツールを用意しています。

新車両デザインにより、インプルメントへの視認性が向上しています。アグレッシブなラックアングルにより、カッティングエッジとバケットコーナーの視認性に優れています。フォーク先端がグラウンドレベルでもフルハイトでもよく見えるので、オペレーターは自信を持って資材の積み下ろしを行うことができ、オプションのクランクタインが前方の視認性をさらに高めます。

大幅なサービス削減を実現

次世代小型ホイールローダでは、エンジンオイル、フィルタ、燃料フィルタのサービス間隔が1,000時間に延長されます。10,000時間の稼働で、エンジンオイルを45％、燃料フィルタを67％、エアフィルタを45％節約し、サービスコストの大幅な削減とローダの稼働率向上を実現します。ハイスタット、インプルメント、ステアリングシステムのフルリターンフィルトレーションは、作動油をよりクリーンに保ち、システムの信頼性を向上させます。

日々のサービス項目にアクセスしやすく。新型キャビンフィルターはグラウンドレベルから整備することで、整備時間の短縮と安全性の向上を実現しました。オプションのグリース頻度調整機能付きオートルーブにより、ヒンジポイントに適切なグリースを塗布することで、コンポーネントの寿命を最大化し、コストを最小化することができます。安全性の上限を調整できるタイヤ空気圧と温度監視機能を搭載し、タイヤの寿命を延ばし、コストを最小限に抑えることができます。

CONEXPO-CON/AGG 2023の参加者は、3月14日から18日まで、Caterpillarの屋外展示場F9127で、次世代CAT 930ホイールローダをいち早く下見していただけます。この小型ホイールローダの生産目標時期は、2023年第4四半期です。

新しいCAT 926、930および938ホイールローダの詳細については、各地域のCatディーラにお問い合わせいただくか、https//www.cat.comをご覧ください。  

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