新型のハイドライブCat® D7ドーザの性能は向上しており、生産性を大幅に高めるテクノロジが搭載されています。

日本向けリリース: 2021年11月
リリース番号: 638PR21

新型のCat^® D7ドーザは、お客様がブルドーザを最大限活用するためのハイドライブ足回り設計、性能の向上、および使いやすいテクノロジ機能の幅広い選択肢を提供します。完全自動4速トランスミッションは、最適な燃料効率と押土効率、および容易な運転操作を実現します。29,776 kg（65,644 lbs）の運転質量で197 kW（265 hp）を実現する新型のD7ドーザはD7Eの代わりになる機械です。 

次世代の価値

D7はD7Eに比べて、1時間当たりの作業量が最大 8 %増加しており、質量は約6 %増加、馬力は約12 %向上しています。ブレード容量は10 %増加しており、高位置スプロケット足回りは乗り心地、バランス、さらに貫入力の向上を実現します。

D6およびD8Tと同様に、新型のD7は完全自動4速トランスミッションで駆動します。滑らかなシフトトランスミッションによる継続的な調整によって、オペレータによる操作なしで効率と駆動力を最大限に高めることができます。

設計を一新したキャブは、D5およびD6/D6 XEと同様に、快適性と生産性の水準を高めます。広々とした空間、複数のシートおよびコントロールアジャストメントによりオペレータにとっての最高の快適性を実現するとともに、254 mm（10 in）タッチスクリーン式オペレータインターフェイスによりさらに使いやすくなっています。高精細リアビューカメラを標準装備し、メインディスプレイの表示が鮮明になりました。

かつてないテクノロジの種類

D7は、使いやすく、機械への投資をお客様が最大限に活かすことができるさまざまなテクノロジ機能で業界をリードしています。Slope Indicateはプレミアムディスプレイパッケージに標準装備されており、機械のメインフォールおよびクロススロープが表示され、簡単に参照できます。

ARO with Assistは、勾配対応オプションであり、これにはオペレータがより短時間で生産性を向上できるように、バックグラウンドで機能する基本的なブレードコントロールおよび新たなアシスト機能が含まれます。

• Cat Grade with Slope Assist™は、追加のハードウェアやGPS信号なしでブレードの基本的な位置決めをサポートします。メインディスプレイが更新されており、システムを直感的かつ簡単に使えるようになっています。
• 工場装着のアタッチメント対応オプション（ARO、Attachment Ready Option）には、最適な取付け位置、ブラケット、およびハードウェアが用意されており、どのブランドのグレードコントロールシステムの取付けも容易に行えます。
• ブレード負荷モニタは、理想のブレード負荷に対して実際のブレード負荷をリアルタイムに表示し、ブレード容量を最適化するのに役立ちます。¹
• 第2世代ステイブルブレードは、オペレータのブレード入力とシームレスに連携し、スムーズな表面に仕上げます。
• トラクションコントロールは、トラックのスリップを自動的に低減し、時間と燃料を節約するとともに、トラックの摩耗を緩和します。¹
• AutoCarryによりブレード上げを自動的に行うことでブレード負荷を一定に保ち、トラックのスリップを低減します¹。

お客様は、工場装着のCat Grade with 3Dを追加することもできます。 高度な慣性検出装置（IMU、Inertial Measuring Unit）は、ポジションセンシングシリンダなしで速度および精度を向上させます。盗難防止を強化するために、小型アンテナはキャブの上部に組み込まれ、GPS受信機は施錠が可能なキャブ内に取り付けられています。GRADEの254 mm（10 in）オペレータインターフェイスは直感的でスマートフォンのように操作できるため、オペレータはすぐに操作を覚えられます。Android OSプラットフォームであり、カスタムアプリをインストールして汎用性を高めることができます。

Trimble、Topcon、およびLeicaが提供する3D仕上げ整地システムを取り付けられるため、D7は既存の仕上げ整地テクノロジインフラストラクチャと一緒に簡単に作業現場に統合できます。すべてのCat Gradeシステムは、Trimble、Topcon、およびLeicaの無線機および基準局に対応しています。

リモートコントロール対応

D7は工場出荷時からリモートコントロール対応です。内部コンポーネントは車両システムに統合されており、外部コネクタを使用してプラグアンドプレイが可能なルーフ取付け式リモートコントロールユニットをディーラが取り付けることができます。Cat Command for Dozing²は安全性と生産性を高めるリモートコントロールソリューションを提供します。このソリューションには、見通し内（LOS、line-of-sight）リモートコントロール用コマンドコンソールとして、またはLOSおよび見通し外（NLOS、non-line-of-sight）リモートコントロール用コマンドステーションが含まれます。

Connect to Greater Efficiency
CAT Linkのテレマティクステクノロジは、機械や資材、作業員によって生成されるデータを収集し、カスタマイズ可能な形式で提示することにより、作業現場の管理の複雑さを取り除く一助となります。

• Product Link™は、機械資産からその種類やブランドを問わず自動的かつ正確にデータを収集します。収集されたデータは、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションを通じてオンラインで確認できます。
• VisionLink^®でいつでもどこでも情報にアクセスできます。携帯電話回線または衛星回線（あるいはその両方）によるレポート機能で利用できるサブスクリプションのカスタマイズ設定については、Catディーラがお手伝いいたします。
• CATアプリを使用すれば、スマートフォンで好きなときに資産を管理できます。
• リモートトラブルシュートを通じてCatディーラによる診断試験をリモートで受けることで、時間と費用を節約できます。リモートフラッシュを使用すると、サービスメカニックがいなくても、車載ソフトウェアを都合の良いときに更新でき、更新作業時間が最大50 %削減されます。
• 用途プロファイルとオペレータIDを使用して希望の機械設定を保存することにより、時間を節約できます。
• マシンセキュリティ - パスコードを設定すると、オペレータが機械を始動する前にIDの入力が必要になるため、セキュリティをさらに高めることができます。

作業に最適なカスタマイズ

D7は、標準コンフィギュレーションまたは低接地圧（LGP、Low Ground Pressure）コンフィギュレーションのいずれかの他に、想定する用途に合わせてブレードやトラックシューを選択して機械を最適化できます。

D7は、注文時に専用ガードも装着することで、廃棄物処理/埋立て作業および林業/開墾作業に活用することもできます。衝撃や空気中の粉塵からの機械の保護に加えて、これらの特殊ドーザは、耐衝撃性のあるキャブ、用途別の足回り、および専用ブレードを選んで注文することができます。

詳細については、www.cat.comをご覧いただくか、最寄りのCatディーラにお問い合わせください。

注記: いずれもD7Eドーザとの比較。
¹GPS信号を利用できない屋内またはエリアで動作しない機能。
²一部地域ではご利用いただけない場合があります。利用可能かどうかは、Catディーラにお問い合わせください。 

D7の仕様

• 表示されている定格出力は、エンジンにファン、エアクリーナ、クリーンエミッションモジュール、およびオルタネータが装備された状態で、フライホイール部で得られる出力です。
• 定格出力（ネット）は、ISO 9249:2007およびSAE J1349:2011に従ってテスト済みです。

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