融資のお申込み前に知っておくべき10のC
機器のリースやファイナンスオプションを求める企業が増えています。Equipment Leasing and Finance Foundationの「U.S. Equipment Finance Market Study: 2016-2017」レポートによると、回答者の78%が、2015年度に機器のファイナンスを利用したと回答しています。これは、2012年の前回の調査から4ポイント増加しています。さらに、この調査で、2015年に入手した機器とソフトウェアのうち68%は、融資によって調達されたことも分かりました。これは、2012年の55%から大きく増加しています。
また、2016年もさらに1.31%の増加が見込まれており、この傾向は今後も続くと予想されます。
金融機関は、融資申込み手続きにおいていくつかの要因を確認し、ファイナンスをご利用になるお客様を審査します。複数の資格審査は2つのグループに分類されます。与信審査の5つのCと文書提供の5つのC。
これは、お客様の会社の信用度について情報に基づいた決定をするために、金融機関が与信申請手続きにおいて検討する5つの要因です(以下を含みますが、これに限定されません)。
月々の支払いをどのように行う予定ですか? これには、貴社のキャッシュフロー、支払い履歴、および現在の市場シェアが含まれます。
どのくらいの資金を事業に投資しましたか? 負債自己資本比率は、会社に新たな負債を返済するだけの十分な自己資本があるかどうかを判断する要因になります。
その他にどのような金銭的または資本ベースの保証を提案できますか? 多くの場合、企業が金融機関から融資を受ける際には担保が必要になりますが、機器のリースや商業向け与信枠の確保にはこの要因は検討されません。
ファイナンスの目的は何ですか? 運転資金、オフィスの新設、または新しい機器への投資など、ビジネスに関連した目的でファイナンスを利用する必要があります。
金融機関にどのような印象を与えますか? この要因を数量的に捉えることは難しいですが、ビジネス経験、学歴、個人の信用スコアなどはすべて、金融機関が情報に基づいた意思決定を行う上で重要な要因になります。
また、与信審査手続きに適切な文書を提供する必要があります。金融機関は会社の財務履歴を確認して、財務力と長期の返済能力を判断します。
金融機関は下記の基準に基づいて、お客様が提供する文書の品質を評価します。
金融機関にはどのような種類の文書を提供できますか? 重視される文書には、会社が作成したフォームや編集物のほか、納税申告書や第三者による監査書類が含まれます。通常、社内の帳簿書類以外の文書も金融機関に提供する必要があります。
適切な文書をすべて提出しましたか? 会社の文書履歴は、できる限り強固かつ完全である必要があります。債務返済スケジュールやフォームなど、意思決定プロセスに重要と思われる文書をすべて提出してください。
貴社は毎年同じ文書を提出していますか? 隔年の記録や、特定の申請に利用可能な文書の一部のみでは十分ではありません。
提供した情報はいつごろの情報ですか? 古い情報は会社の現在の財務状況を反映しません。古い情報を提供した場合、金融機関から最新情報を求められるため、手続きに長い時間がかかります。
金融機関に求められた場合、詳しく説明することができますか? 申請書類の審査担当者と話をして、不足している情報を提供し、与信申請を円滑に進めることができます。
機器のリースや商業向け与信枠の確保など、企業向け融資の手続きを開始する際は、与信審査の5つのCと文書提供の5つのCに留意してください。これにより、金融機関の質問や要求に備えることができるため、すべてのプロセスを短期間で完了して、承認を得ることができます。
ソース:
https://www.sba.gov/blogs/business-loans-what-lenders-look-and-tips-winning-them-over
https://www.leasefoundation.org/positive/index.cfm?fuseaction=display_article&artID=23741
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